◇U―17女子W杯準決勝 日本1―1(PK4―1)北朝鮮(2026年11月4日 モロッコ・ラバト)
サッカーのU―17FIFAワールドカップ(W杯)モロッコ大会は4日に準決勝が行われ、日本が北朝鮮と対戦。1点リードされた後半アディショナルタイム、終了間際の“ラストワンプレー”で相手のオウンゴール(OG)から同点に追いつき1―1で後半終了。突入したPK戦の末に勝利し、14年以来6大会ぶり2度目の優勝に王手。7日の決勝ではブラジル―ナイジェリアの勝者と激突することになった。
今大会唯一の5戦全勝という快進撃を続ける“リトルなでしこ”は5試合でわずか1失点(13得点)。この準決勝では5試合で22得点(4失点)という圧倒的攻撃力を誇る前回女王との“矛盾対決”が実現。北朝鮮とは今年5月のアジア杯決勝でも対戦し、1―5と惨敗していた。
試合は序盤から押し込まれる展開が続くも、GK加登脇心羽(かどわき・こう=日テレ東京Vメニーナ)を中心にチーム一丸で耐えて無失点。相手のシュートが2度クロスバーに救われる幸運にも救われ、0―0のまま前半を終えた。
しかし後半7分、GK加登脇が一度は相手のシュートを防ぐもこぼれ球を拾われサイドからクロスを入れられると、MFリ・ウィギョンの右足ダイレクトボレーからゴールを奪われ失点。ついにリードを許してしまった。
反撃に出たい日本だったが決定機の作れないまま後半アディショナルタイムに突入。それでもほぼ“ラストワンプレー”となったセットプレーでGK加登脇が相手ゴール前にロングボール入れると味方が競り勝ち、混戦から相手のオウンゴールを誘って起死回生の同点弾。球際の激しい相手のラフプレーにも臆することなく体を張り続けた選手たちに“幸運の女神”が微笑みPK戦へと持ち込んだ。
するとPK戦ではGK加登脇が相手の2人目を止める活躍。相手3人目のシュートもポストを叩くなど失敗すると、日本は4人目まで全員成功。崖っぷちから奇跡の大逆転勝利を飾りイレブンは歓喜。史上初の3連覇を狙っていた女王に見事リベンジ成功。長谷川唯や北川ひかる、長野風花らを擁して世界一となった14年大会以来2度目の優勝へ弾みをつけた。
2026年11月05日 03時05分