◇全国高校サッカー選手権神奈川県2次予選決勝 日大藤沢 1―0 桐光学園(2026年11月8日 ニッパツ)
日大藤沢が桐光学園に1―0で競り勝ち、2大会連続9度目の全国選手権出場を決めた。元日本代表MFで川崎Fの中村憲剛ヘッドコーチ(46)を父に持つMF中村龍剛主将(3年)が決勝アシストで貢献した。
「最高のひと言に尽きます。チーム一丸でみんなが凄く粘り強く戦ってくれた。死ぬ気でもぎ取った勝利かな」
前半12分の右CK、ニアサイドに低く入った中村のキックにDF富田周平(3年)が飛び込んで右足を合わせ、流れを呼び込む先制点。終盤は相手に押し込まれて5バック気味に守り切り、夏の全国総体(インターハイ)出場が懸かった県予選準決勝で敗れた相手に雪辱した。
前回大会は全国8強入りを果たした一方で、準々決勝は優勝した神村学園(鹿児島)に1―4で完敗。「痛感したのはフィジカルの差。もっともっと自分が成長してチームを勝たせられる存在になりたい」とリベンジを誓い、食生活から改善した。「食事もトレーニングの一環。実際には吐かないけど、吐くぐらいまで食べて」。約4キロ増の65キロとし、当たり負けしない体をつくった。
今年は部員の投票で選ばれた主将として佐藤輝勝監督らと練習メニューも話し合い、夏場からはセットプレーに特化した練習日を週に1度設定。キック精度やチーム全体の連係改善に努めてきた。自ら「試合の終盤にキックの質が落ちるという課題があった」と明かし、佐藤監督からは「キッカー失格」という言葉をかけられたこともあったという。しかし「選手権では絶対に改善してやるという気持ちを込めて」と今予選に照準を合わせ、記録した4アシストは全てセットプレーからという結果につなげた。
自身2度目の選手権に向け「チーム一丸となって日本一を獲る。今日の試合では絶対に駄目と思うので、もっと自分たちのサッカーを突き詰めて個人としてもチームを勝たせられるプレーをしたい」と中村。1年前より成長した自身とチームの力を次は全国で試す。
2026年11月08日 19時58分