アジアサッカー連盟(AFC)が、情勢不安で開催危機に陥っているアジア杯サウジアラビア大会(来年1月7日~2月5日)について、通常開催か延期の2択で結論を出す方針を固めたことが19日、分かった。11月にタイ・バンコクで開催される理事会で決定する見通し。一部で代替国開催の可能性も報じられたが、日本協会幹部が「代替国開催はない。時間的に間に合わない」と明言した。
34年W杯開催国のサウジアラビアにはシミュレーションとなるアジア杯を是が非でも成功させたい思惑があり、水面下で開催権譲渡を拒否する動きを見せたもようだ。延期の場合は1年後の28年1~2月開催が有力。アジア杯は30年W杯後はW杯の中間年に当たる偶数年開催に移行するため、AFCにとって27年大会を28年にスライドして偶数年開催を1大会前倒しすることに大きな支障はない。
一方で日本にとっては由々しき事態だ。日本代表の森保監督はアジア杯後の退任が決まっているが、延期となれば任期は不透明。12月30日の親善試合(パナスタ)も開催は微妙となり、ブラジル、パラグアイと対戦する11月のシンガポール遠征がラスト采配になる可能性もある。ロス五輪予選とアジア杯の日程が重なった場合は、U―23日本代表とA代表の兼任となる大岩監督が、どちらを指揮するのかなどの問題も浮上する。
2026年10月20日 10時12分