日本サッカー協会は4日、ブラジル、パラグアイと対戦するシンガポール遠征に臨む日本代表28選手を発表した。昨年12月の左膝前十字じん帯断裂から完全復活を目指すMF南野拓実(31)が約1年ぶりに復帰した。MF坂元達裕(30)は5年ぶりに名を連ね、FW福田師王(22)が初招集となった。左足の負傷で離脱中のFW上田綺世(28=リール)は外れた。
MF南野が昨年11月以来、1年ぶりに代表復帰した。森保監督は「選手生命を危ぶまれるケガを負いながらピッチに戻ってきてくれてうれしい」と喜んだ。前日3日、アジア杯の延期が発表され、ラスト采配となる可能性もあるが、指揮官に動揺はない。14日のブラジル戦ではW杯の雪辱も懸かる。勝つために頼れる男を呼んだ。
昨年12月、南野はモナコでの試合中に左膝前十字じん帯を断裂。今夏のW杯出場はかなわなかった。それでもメンターとして同行し選手のスパイクを磨くなど献身的に支えた。リハビリも順調に進め、先月15日には公式戦復帰。復帰後2試合でフル出場こそないが、得点にも絡むなど状態は上がっている。
昨秋の親善試合ブラジル戦では主将マークを巻き、逆転劇の口火を切るゴールを挙げた。森保監督は「彼が限定的でもプレーできることがチームのためになる」と全幅の信頼を置く。森保ジャパン最後の海外遠征に不屈の男が帰ってくる。
2026年11月05日 04時30分